EAPリリースから1年、ちょっと早いけど激動の2018年を総括!
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EAPリリースから1年、ちょっと早いけど激動の2018年を総括!

昨年の1128日にEAPをリリースしてからちょうど1年が経ちました。
すべてがうまくいっているわけではありませんが、大きく前進した一年であったことは間違いありません。
この一年の取り組みと、これからのことを整理してみました。

売上の7割がEAP関連に

変化として最もわかりやすいのが売上構成比です。
EAPのリリース前はフルスクラッチの受託開発が売上の100%でした。現在では70%EAP関連の売上になりました。

プロダクトの正常進化

内部的には12月上旬でVersion 1.5までアップデートが完了します。

アップデートを4つの軸で整理してみます。

1. 顧客体験をつくるアプリUXの進化

EAPは表向きはアプリプラットフォームなので、当然アプリの進化には注力してきました。
わかりやすい機能アップデートは下記のプレスリリースにまとまっていますが、プレスリリースを出していない機能追加や、技術的な負債を減らす取り組みも多くおこなっており、見た目だけでなく、内部的にも洗練されたアプリになってきています。
プレスリリースとして下記2件を出しています。

EAP】商品機能を追加 商品情報がネイティブ表示でサクサク閲覧可能
EAP】ニュース機能を強化 商品情報へスムーズに遷移し、購買へつなげる新機能

 

2. 人材不足をおぎなう運営支援機能

人材不足は今や日本の国家的課題のひとつですが、デジタル系人材は中でも極めて顕著な領域だと思います。そんな中、アプリを導入しても運用を回していくのが厳しいという声もよく聞かれます。
EAPではすでに運用が回っているコンテンツの収集を自動化したり、MAとの連携により、配信をパーソナライズし、自動化する取り組みを強化しています。MAとの連携については標準インターフェイスも提供しています。

EAPSNSフィード取込機能を追加 運用負荷を上げずにアプリ内コンテンツの充実が可能に ~アプリ起動頻度が向上、スムーズな運営をサポート~

3. お客様のことをより良く知るために

EAPではGoogleAnalyticsを細かく設定しており、GoogleAnalyticsに詳しい方であれば、標準で非常に細かな分析ができる状態になっています。さらにダッシュボードがリリースされたことで、MAUを中心に新規ユーザー数やスクリーンビュー/セッション数など、ダウンロード後の顧客エンゲージメントを図る上で重要な指標がリアルタイムで簡単に把握できるようになりました。

ビッグデータ基盤のベータ版も来月にはリリースされ、EAPのコンセプトのひとつである「お客様のことをより良く知る」ための機能提供に向けた取り組みも加速させています。

4. 既存資産の最大活用

EAPの特徴として重要なクラウドの拡張性。ECMA、会員基盤、ポイント、POSなどとの連携が今まで以上にスムーズになるように、OPEN化というコンセプトのもと大幅なアップデートにむけた取り組みがスタートしています。ここで重要になるのはインターフェイス設計と拡張性を考慮したプログラム構造です。益々高い技術力とクリエイティビティが必要になっています。

組織化への取り組み

EAPのリリース以前は案件単位でプロジェクトマネージャーを中心にチームができるという構造しかありませんでした。

EAPがうまれたことにより、マーケティング、セールス、ソリューション、プロダクトと、タスクレベルではクロスするものがまだまだ多いながらも、組織の原型ができてきました。また、それぞれの部門を統括できる人材も揃ってきており、私の仕事の大半が経営にさけるようになってきています。

サポートやカスタマーサクセス、アライアンスなど足りていないファンクションもまだまだ多く、エンジニア以外の人材採用も積極的に行っています。

ミッション、ビジョン、バリューの定義

EAPのリリース前からいる社員とリリース後に入社した社員では明らかに意識が異なります。そのベクトルを合わせ、さらにスピードをあげていくためにミッション、ビジョン、バリューの定義が必要になっています。

OKRの導入も検討しており、全社の目標に対して、チーム、個人と自ら目標を設定し、共通の目標に対して、自走するチームと個人が増えることで加速度をあげていきます。

外部からのお声がけ

資本も含めた提携等のお話が増えてきたのも特徴的な出来事だと思っています。

ファッションAIを提供するニューロープさんとは業務提携を結び、リリースも出させていただきました。このようなベンチャー同士の提携は一社で解決できない課題を協力して解決し、お互いのビジネスを加速させる強力なエンジンにもなっていくと思っています。

EC担当者の業務負荷をファッションAIが劇的に削減!ニューロープ社との業務提携によりインスタ投稿するだけでアプリ内にショップを自動構築

たった一年だけど、本当に濃い一年

気がつくとあっという間に一年が経っていました。

会社としてはすでに12期目と業界的には古株になってきていますが、こんなに濃い一年は創業年以来ではないかと思っています。これも一重にランチェスターを支えてくださるクライアント、パートナー、そして何よりも社員のみんなのおかげだと思っています。

もともと週末はちゃんと休んで、平日はとことん働くというスタンスでやってきましたが、ここ一年は労働時間自体はさらに減っている気がしています。しかし、意思決定が重要な局面は増えており、緊張感は労働時間に反比例しています。まだまだ自分の未熟さで多くの人にご迷惑をおかけすることも多いのですが、そのたびに誰かが手を差し伸べてくれ、本当に人に恵まれていると感じています。

ランチェスターは「企業とお客様のより良い関係をつくる」会社です。

そのためにできることはまだまだ無限にあります。プロダクト、サービス、組織を進化させ、ステークホルダーの皆さまにより大きな価値を提供できるようさらに精進して参ります。

引き続き皆様のご支援のほど宜しくおねがいします。

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たしろ
代表取締役 たしろ ta4ken

高校球児⇒バスプロ⇒エンジニアと自らの技術研鑽の日々から、組織と3人の子供達を育てる日々に。悩みはつきませんが、楽しくやってます。