コマンドラインでzipファイルを作成する

今までgzipやzipの違いをあまり意識していなかったのですが、今回WindowsマシンへMacからファイルを移す時にZipコマンドを使ったので少し調べてみました。

まず、zipとgzipの違いとしては複数のファイルをまとめる機能があるかないか、というのがあります。

zipは圧縮アーカイバのため、圧縮機能と複数のファイルを纏める機能があるので、ディレクトリごと複数のファイルを圧縮できます。

gzipの方は、圧縮機能しかないため、ディレクトリに圧縮をしてもディレクトリ内のファイルが全て個別に圧縮されて一つにまとめることはできません。

以下のような複数ファイルの入っているziptestというディレクトリをgzipで圧縮すると、ディレクトリ以下のファイルが個別に圧縮されます。

HOGEMACHINE% ls -l ziptest [~]

total 24
-rw-r–r– 1 yamadataro staff 4 12 18 15:01 aaa.txt
-rw-r–r– 1 yamadataro staff 4 12 18 15:01 bbb.txt
-rw-r–r– 1 yamadataro staff 4 12 18 15:01 ccc.txt

gzipコマンドでディレクトリに対して圧縮

HOGEMACHINE% gzip -r ziptest [~]

HOGEMACHINE% ll ziptest [~]
total 24
-rw-r–r– 1 yamadataro staff 32 12 18 15:01 aaa.txt.gz
-rw-r–r– 1 yamadataro staff 32 12 18 15:01 bbb.txt.gz
-rw-r–r– 1 yamadataro staff 32 12 18 15:01 ccc.txt.gz

ちなみにアーカイバとは複数のファイルをまとめるものを指します。

Linuxなどでよくやる方法では、アーカイバであるtarコマンドにgオプションをつけて、tarでまとめた後にgzipで圧縮するというやり方です。

HOGEMACHINE% tar zcvf ziptest.tar.gz ziptest [~]
a ziptest
a ziptest/aaa.txt
a ziptest/bbb.txt
a ziptest/ccc.txt

これでziptest.tar.gzというファイルにまとまります。

ちなみにtarコマンドではtオプションをつけるとアーカイブの中身を確認できます。

HOGEMACHINE% tar tzvf ziptest.tar.gz [~]
drwxr-xr-x 0 yamadataro staff 0 12 18 15:36 ziptest/
-rw-r–r– 0 yamadataro staff 4 12 18 15:01 ziptest/aaa.txt
-rw-r–r– 0 yamadataro staff 4 12 18 15:01 ziptest/bbb.txt
-rw-r–r– 0 yamadataro staff 4 12 18 15:01 ziptest/ccc.txt