CloudWatchアラームがいつまで経ってもデータ不足のままの時は
おはようからおやすみまで、AWSコンソールを見つめるやままがお届けします。
EC2を立ち上げる際に、すでに稼働中のインスタンスからイメージ(AMI)を作成すると簡単に同じ構成のインスタンスが作れて便利ですよね。
AutoScalingGroup使ってないのかよ!ってツッコミはなしでお願いします(大人の事情)。
さて、先日もちょっとした事でインスタンスサイズの変更(スケールアップ)やら台数の増加(スケールアウト)やらの作業をしていたのですが、増やしたインスタンスとそのインスタンス用に作成したCloudWatchアラームがいつまで経っても「データ不足」のままだったんですね。
ちなみにいつまで経ってもデータ不足だったのはメモリやディスクといったSystem/Linuxなメトリクス。
「俺が、俺たちが、AWSだ!」といったAWSマイスター達はここまでの情報ですぐに原因に気がつくんですかね。
ちょっと調べてみたらちょいちょいとハマッた人の記事が出てきます、この問題。
稼働中だったインスタンスはAmazon CloudWatch Monitoring Scripts for Linuxという物でメトリクスをCloudWatchに投げているんですが、こいつは自身のインスタンスIDをファイルにキャッシュとして持つんですね。
具体的には
/var/tmp/aws-mon/instance-id
に書かれています。
これが残ったままAMIを作ると当然このファイルも一緒に付いてきますので、新しいインスタンスなのに元になったインスタンスのIDでメトリクスを投げてしまうことになります。
サクっと消してあげれば解決しますので覚えておきましょう>自分
マンガとアニメとゲームから錬成された宇宙大好きエンジニア。 軌道エレベーターで行ける静止軌道上のコロニーに住まいを移し、ゲームやってマンガ読んでアニメ見て爆睡、ゲームやってマンガ読んでアニメ見て爆睡、という生活を夢見ながら今日もコードを書き続けるのだった。
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