ECと店舗。在庫の共通化は夢を見られるか(その2)
PICK UP POST

ECと店舗。在庫の共通化は夢を見られるか(その2)

某ロジスティックセンターに向かう車中にて(実は南青山三丁目裏通りにて)


少年:
恋のかーらくーりーゆめしーばーいー♪。
探偵:お、なんだなんだいきなり最近ご活躍の梅沢大先生から始まったな。
少年:はい。梅沢大先生とボクにはニコルん好きという共通点があってですね・・・。
探偵:いや、君の好みなんて全く興味ないぞ。
少年:今日はこの前の続きの商品の在庫話を聞かせてくれるって言ったじゃないですか?。夢のある商品在庫の話なんですよね?。
探偵:そうだったな。しかし、いきなり梅沢大先生で商品在庫の話をしろって連想は・・・。
少年:ブツブツ言ってないでさっさと在庫を見に行きましょう。さぁ!行くぞロデム!!。
探偵:おい、ロプロスじゃないと私も背中に乗って行けないぞ!って君は一体いくつなんだね。

 


某ロジスティックセンターにて(実は南青山某ビル物置)

探偵:それでは商品在庫の夢のある話をしようか。
少年:おや、今回は柔らかいですね。
探偵:何しろ壮大な夢だからな。まず、商品を店舗で販売する場合には在庫を店舗に送ってその商品を店舗在庫としてそこで販売するわけだな。
少年:まぁそのくらいボクにだってわかりますよ。
探偵:もちろん、全てを各地の店舗に送って倉庫を空っぽにしてギリギリで売り切る企業は少なくて店舗で売り切れたり数が少なくなった場合に補充するための余剰在庫っていうのを倉庫にも置いておくわけだ。もちろん、全てが直営店じゃない場合だってあるからその場合はディーラーに在庫を卸すしその分の余剰在庫もストックしておくわけだな。

少年:それだと大体売れる予想+αの商品を回す感じですよね?。
探偵:そのとおり。この場合に倉庫の在庫、店舗の在庫、ディーラーへ卸すための在庫としてもちろんWMS(倉庫管理システム)や販売管理システムで各在庫は抑えられてるわけだ。ここにECが加わると、それは色々なEC在庫の持たせ方があって、EC自体を一つの店舗として在庫管理をすることがシステム的にも楽なのだが、商品の在庫は管理をする場所が増えれば増えるほどストックのブレも増えるのでうまく売れないと滞留在庫が増えてしまって、企業的には大打撃なのだよ。
少年:もっと在庫を効率的に持てることが出来ないんですかね?。
探偵:それこそが夢を見る部分なのだよ君。例えば、ECで売れる商品は倉庫からの発送となるので、倉庫の在庫=ECの在庫として扱って、さらに倉庫&ECの在庫と実店舗の在庫をリアルタイムで総合的に見られるようにすれば、在庫管理として数の把握がバッチリできるというわけだよ。
少年:例えば
総在庫10、倉庫(EC)在庫5、A店舗在庫3、B店舗在庫2
という情報が一目で確認できて、この瞬間にECとA店舗で商品が売れました!ってなったら、
総在庫8、倉庫(EC)在庫4、A店舗在庫2、B店舗在庫2
という結果が倉庫(EC)でも店舗でもリアルで把握できたら、補充や追加発注の次のアクションが断然とりやすいですね。
探偵:君も段々助手としての自覚が出て来たようだな。そこまででももちろん魅力なんだが、在庫の夢はもっと大きくて、更に余剰在庫店舗から不足在庫店舗への店間移動とその数のリアル把握や、更に更に卸先ディーラーの在庫の把握や直営店舗とディーラーとの在庫移動までリアルに出来てしまったら?。
少年:おお!先生!。
探偵:しかも、それをアプリでユーザーが在庫確認までできるようにしてしまったら?。
少年:おお!おおお!先生、バスケがしたいです。じゃなかった素晴らしいです。それこそオムニチャネルの鑑じゃないですか。ECで買っても、直営店で買っても、ディーラーで買っても、どこでも商品が買える=企業のファンとしては喜ぶ限りですよ。
探偵:ボケをはさまなくていいとこだぞ。そこが修行が足りないのだよ。話を戻すと、もちろんこんな商品在庫の夢を達成させる為にはもちろん、WMSや販売管理やECと言ったシステムでも物流の運用でも大変な調整と努力をしないと実現は出来ないが、今後生き残って行く実店舗を持つ企業というのはそういうことが出来る企業なんじゃないかな。
少年:なんか今回は先生が神々しいです。
探偵:ふふふ。やっとわかったかね。
少年:そして、こんな商品在庫まで含めて企業(ブランド)とファンのことを考えてEAPだけじゃない全体の相談も出来ちゃうのがランチェスターなんですよね。ぜひお問い合わせをですね。
探偵:はいはい、いつものだな。


少年:いやぁ、今日はマジメに勉強になりましたけど、夢だけに相当高いハードルでしょうね。
探偵:
そうなのだよ君。なかなか簡単に超えられる高さじゃないぞ。
少年:まるでバビルの塔のようですね。
探偵:くそ!今日はそう繋げてきたのか。なんか悔しい気分なのは気のせいか?。

 

画像はいらすとやさん、ぱくたそさんのフリー素材を使わせていただきました。

TAG

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
takaalfa
Manager takaalfa takaalfa

服も車もモノも色々とスキなものがあってスキが止まらないスキモノ。 何にでも一生懸命な人も大好きです。 そんな一生懸命な貴方を応援したい弊社イチの年長者。 まだまだ落ち着く気はないのでよろしくです。 (冬の装いで失礼)