Geckoboardで複数のAWS環境を監視する
こんにちは、猿渡です。
今日は運用監視の話をしたいと思います。
アプリのプラットフォームとして弊社EAPを導入頂くお客様が増えてきた結果、複数環境の監視を効率的に行う必要が生じてきました。
EAPにはCloudWatchのアラート通知が仕組みとして入っているのですが、環境が増える = メールの数が増えるでチェックが大変になってきたのと、AWSコンソールを毎回切り替えるのが手間なので、監視全体の仕組みを見直しています。
そんな中、CPU使用率やアクセス数についてはGeckoboardを使って可視化することにしました。
Geckoboardでは、1ページあたり18マス(小さく出すと32マス)の領域に様々な情報をwidgetとして入れていくことができます。ページはLoopsという機能で一定間隔毎にローテーションでスイッチできるので、監視対象が増えてもページを増やすことで対応可能です。
※赤くなっているのは設定した閾値を超えたからです。ここでは機能紹介のために赤く出していますが、通常はCPU利用率30%を超えたら赤くしています。
上の例では、CPU使用率などのリソースはAmazon CloudWatch、アクセス数をGoogle Analyticsから取得しています。それぞれマルチアカウント対応しているので、複数案件を一覧でチェックすることが可能になりました。
Geckoboardの導入後、弊社オフィスに置いてある壁掛けテレビでこのダッシュボードを常時表示しているので、実際にCPU利用率が上がった場合にすぐに原因をしらべてチューニングするといった作業がやり易くなっています。また、PUSHイベント直後や時間帯による各案件のアクセス数やリソースの状態をふとしたタイミングで目にできるので、案件の垣根を超えて自然に状況共有でき視野が広がっています。
こういった運用監視の仕組みは昔からありますが、AWS環境だとCloudWatch経由で簡単にダッシュボードを出せるので楽ですね。今後もより効率的な運用作業を求めて取り組みをしていきたいと考えていますので、面白いものがあればご紹介してきたいと思います。
プロジェクトマネージャー。人手不足に直面し自ら実装して怒られたりしていますが、コードが書ける管理職がいてもいいよねと自分に言い聞かせています。元々はDBエンジニアだったので、ビッグデータを使った分析にチャレンジ中。
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