『UX Days Tokyo 2017』に参加してきました。
右を見ても左を見てもUXな時代です。
みなさんどう乗り越えてますか、UX。
ということで
先日『UX Days Tokyo 2017』に参加してきました。
UX Days Tokyoとは世界トップクラスの企業をクライアントにもつ
UX界のプロフェッショナルを招いて行われるイベントです。
すべての講演は英語ですが、同時翻訳付きで安心。
今年で3年目を迎えるUX Days Tokyo
今回は『組織で作るUX』がメインテーマです。
注)下記は講演を聞いた勝手な解釈であり、実際の内容と異なる場合があります。
1人目はWikipediaもクライアントにもつ、エリカ・ホールさん
計測のさらに先を読む
アクセス解析などから取れる定量的な数値のデータにばかり目を向けるのではなく
定性的な情報がより本質的なデータを含んでいることがある
サービス改善を考えた時、アクセス解析も大事だけどユーザーの意見の中にこそ本質的な答えが隠れていることを忘れてはいけない
2人目ケニー・ボウルズさん 元TwitterのUXマネジャー
AI時代の倫理
AIが中立であるという認識は誤りである
人工知能(AI)がユーザーの個人情報を知ることになり、セキュリティ面や不正に対するリスク管理が追いついていない
AIの技術革新と共に倫理的な議論も成長していくべきだ
お昼を挟んで
3人目は心理学をインタラクションデザインに取り入れた第一人者 ステファン・アンダーソンさん
フリクションの一覧
UX業界ではフリクション(摩擦、障害)は悪である、という考えが根強い
すべてのフリクションを除外すればよいというわけでもない
ではどういうフリクションがあるかを7つに分けて説明
フリクションを理解し、起こしたい行動を導くために効果的なフリクションを与えることも重要である
4人目、Lean UXを知り尽くしたと言われる メリッサ・ペリさん
正しいMVPと顧客の学習
MVPと呼ばれるミニマムバイアブルプロダクト (Minimun Viable Product) の唯一の目的はユーザーについて学ぶことである
リーンスタートアップを代表とした、小さく・早く始める、実行可能な最小限のリリースを行う際にユーザーの視点が抜けがちになる
ユーザー視点を盛り込んだMVPの設計とはを組織で作る
5人目ギルズ・コルボーンさんは数億もの利益を還元するUXデザインコンサルタント会社cxparners(シーエックスパートナーズ)社の共同創設者
対話型UIの設計
使いにくいUIに対して怒りを覚えることは
ユーザーへの歩み寄りがない(もしくはないと感じてしまう)ためである
SiriやLINEbotのようにあたかも人間によって対応がなされていると思うことにより
ユーザーを心理的に安心させる
UIの改善行った後は「気の利いた」仕組みで一歩先をいくことができる
ということで、初めて丸一日UXのセミナーにどっぷり浸かってきました。
UXは概念も視点もたくさんあるため、時には講演者の方々の発表内容も矛盾することもあり、面白かったです。
「UXの専門家」と言っても様々で一朝一夕では身に付かないことが痛いほどわかった一日でした。
参加費の高さに二の足を踏んでいましたが、快く送り出して頂いた(お金も出してくれた)会社に感謝です。
すが
笑って人生を終えることを目標に、30代に突入してからバスケ、スノボ、ダイビング、登山、自転車旅行、温泉、旅行、野球観戦(順不同)をはじめ、時間って有限だなぁとしみじみ考えています。
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